学院のニュースや行事予定をお伝えします。
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建築設計総合演習I の第2課題「地球環境に配慮した組バラシ自由な建築」の第2週です。本課題では、組立て解体が可能なスペースフレームを用いて原寸大モックアップの組立て体験ををもとに、スペースフレームによる空間と木製ブロックによる柱や壁を中心として、各自で材料や構造や構法を考えながら建築の設計を行います。なお本演習は、建築設計技術演習 I(構造/環境設備/施工)と連携して進められます。
5月25日は、全員で協力して直径約5mのドームの制作を行いました。部材ごとに手分けをして組み立てた後、先に頭頂部周辺を組み立てクレーンで吊り上げ、外周部を組み立てて一体化させ、ドームを完成させました。最後にドーム全体をクレーンで吊り上げ、木製ブロックによる柱と接合し、直径約 5m、中心部で高さ約3mの空間を構成しました。スペースフレームの屋根と木製ブロックの柱によって原寸大の空間が自分の目の前で立ちあがっていく様を体験すると共に、模型とは異なり、段取りを考えながら組み立てていかなければいけないことを学びました。
5月27日、29日は、スペースフレームの模型を用いて各自の設計案を検討しました。今まで経験してきた多くの課題と異なり、今回の課題ではスペースフレームと木製ブロックという材料が決められているため、これらの特性を活かした空間を考えることが必要です。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
建築設計総合演習Iの課題2と関連して、スペースフレームの参考事例4件を見学しました。解説は設計にも関わられた太陽工業の野田先生にしていただきました。
仁川駅前 通路は、片流れのオクテット(四角錐)組の平板を曲線で切り落として、葉っぱのような平面形状をかたち作っていいるのが特徴です。4本のひし形に配置されたS造の独立柱で支持されており、長手方向の 柱のスパンは、比較的大きく15m程度あります。屋根の仕上げはガラスです。
淡路夢舞台の温室は2つの細長いガラスの箱を交差させたようなイメージの安藤忠雄氏設計の温室です。2つのトラス屋根板は、実際には交差はしておらず、下側のトラスは交差部分で2つに分割されているのが特徴です。
いざなぎアリーナは、比較的大規模な体育館で一般的なオクテット(四角錐)組ではなく、ひし形の直方体のユニットを組み合わせていることが特徴です。部分的にトラス部材に取り付けた木材の化粧材により、ひし形の木製梁のイメージを与えています。
ウェルネスパーク五色の屋外ステージは、曲率の異なる円弧を組み合わせて構成したシェル形状が特徴です。屋根の仕上げは膜構造です。トラス屋根板は、一般的な柱ではなく、3本1組の組み降ろし材で支持されているます。支点部分は、トラス同士が鋭角に配置されているため、特殊な加工により組み立てを実現しています。
スペースフレームによって構成された空間をスケッチし、また屋根を構成する2次部材について、ガラス屋根・金属屋根・膜屋根の種類が異なる4つの事例を見学することによりそれぞれのディテールを確認することができました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
2013年度の建築設計実務T及び建築施工管理インターンシップで題材とした武庫川女子大学 看護科学館を見学しました。初めに設計者の設計者の竹中工務店 堀氏より1階N101講義室でパワーポイントにて説明を受け、6階へ上り、順に下りて各部のデザインやディテールなどの説明を聞きながら、外周に柱型のない実習室やコミュニケンショーンを活性化するための共用廊下、テラス、ガラス張の階段などを見学しました。その後、1階N101講義室へ戻り、質疑応答を行いました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
建築設計総合演習 I の課題1「闇と光と空間」の講評会を行いました。関連授業である建築設計技術演習 Iと合同の講評会です。本課題では、建築に不可欠な「闇と光」を主題とし、甲子園会館東側の林の中に、複数の自然素材を組み合わせた小規模建築空間を設計しました。 学生は図面と模型をもちいて、各自の考えた闇と光と空間について1ヶ月にわたり取り組んだ成果をプレゼンテーションしていきました。大学院の講評会らしく、光のみならず気流や熱などさまざまな環境要素を考慮し、自然そのものを建築の中へ取り込む意匠的かつ機能的な手法など、意匠と技術の両面から議論が行われました。学生にとっても教員にとっても非常に実りの多い会となりました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
H27年5月12日(火)5限に心理・社会福祉学科の大学生、心理・人間関係学科の短大生対象に、大学院臨床心理学専攻の入試説明会が開催されました。
大学4年生13名、大学3年生3名、大心2年生2名、大心1年生4名、計22名の学生が参加しました。
はじめに、臨床心理学専攻の佐方専攻長から大学院入試について説明がありました。その後、心理・社会福祉学科の卒業生で、臨床心理学専攻1年に在学中のTA和田玲奈さんが参加学生からの質疑応答に答えました。大学院入試や大学院生活のことについて多くの質問がありました。
第2回の大学院入試説明会は10月に実施予定です。ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。
2013度の建築設計実務I 及び建築施工管理インターンシップで題材とした武庫川女子大学 学校教育館を見学しました。初めに設計者の東畑建築事務所広瀬氏より2階会議室でパワーポイントにて説明を受けてから、屋上階へ上り、順に下りて各部のデザインやディテールなどの説明を聞きながら見学しました。当日は多くの教育学科の学生も授業のため登学しており、4層分の吹抜けで繋がったコミュニティコモンズなど、実際に使用されている様子を見ることができました。その後、エントランスより出て外観や外構を見学し、2階会議室へ戻って、質疑応答を行いました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
建築設計総合演習I 課題1の関連FWとして南禅寺の方丈庭園と金地院を見学しました。
方丈庭園では、強い太陽光が庭園の枯山水の白砂そして軒裏で反射し、座敷奥の金屏風を照らしだす様子を観察し、日本建築特有の闇と光の在り方を体験しました。金地院では、詳細な説明を受けながら、小堀遠州作の茶室・八窓席を見学しました。座敷の北側に設けた明かり障子から、新緑で反射した光が透け、その光で部屋全体がつつみこまれるという優しい空間を体験しました。その後、鶴亀の庭や東照宮を見学し、さまざまな表情の石がひとつの調和した世界を作り出している、日本を代表するその庭園をじっくりとスケッチしました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
建築設計総合演習 I 課題1「闇と光と空間」の関連FWとして、神戸改革派神学校を見学しました。先日見学した、大阪信愛女学院の聖堂と同じ、竹中工務店の設計により1996年に建てられた建物です。改革派の理念に基づき、「簡素で豊かな空間」を創ることをコンセプトにした建物では、設備に頼らないパッシブな技術による仕掛けが施され、使われる素材や空間の要素が厳選され、シンプルな中に響きのある空間がつくられています。
設計者である酒井先生から、中庭の静けさやそれを演出するさまざまな建築的工夫、また風や光などの自然を取り込む工夫、聖堂での音響的工夫などについて、詳細に説明をいただきました。暮らしながら学ぶ者にとって、五感を通じてその理念を実感できる空間が構成されており、学生にとっても環境を体感できる、設計に大いに役立つフィールドワークとなりました。なお、本見学は演習の一貫として特別に許可をいただいております。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
建築設計総合演習III 第1課題「風土・文化と建築」に関連したフィールドワークを実施しました。本課題では、各自が国内外から自由に地域を選定し、その風土や文化、およびそれらが直面するまたはそこに潜む社会的問題などについて調査します。それらを踏まえて建築的プログラムを各自が企画し、建築設計と小論文にまとめます。世界各地の風土・文化を具体的に理解するために、国立民族学博物館を訪れ、衣、食、住、信仰、音楽、生業などに関する展示物を広い視野で見学しました。また、映像ライブラリーの視聴、博物館の図書室(60万冊以上所蔵)で文献調査を行い、各自の敷地選定や設計案を具体的にイメージするための参考としまた。
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建建築設計総合演習 I 課題1「闇と光と空間」に関連して、段ボールを利用して、およそ4畳半サイズの原寸大の小屋を作成し、開口部や仕上げ材の違いによる光環境の変化について実験を行いました。 このフィールドワークでは、あらかじめ加工しておいた部材を組み上げて、暗室の中で、さまざまに照明を変化させて、それに伴う室内の明るさの違いを実感しました。 ここで経験された事柄を生かして、各自がそれぞれの個性を生かして、より豊かな「闇と光」による空間を設計するきっかけとなることを期待しています。
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建築設計総合演習 I 課題1「闇と光と空間」の関連FWとして、大阪信愛女学院の聖堂を見学しました。竹中工務店の設計で2004年に建てられた建物には、「静けさ」を創出することをコンセプトに、さまざまな五感を刺激する演出がなされています。
はじめに、敷地周囲から、聖堂のファサードや外構のデザインなどについて見学し、設計者である非常勤講師の酒井先生(竹中工務店設計部)から説明を受けました。入り口からスロープとなった回廊をゆっくりと抜け、聖堂に入り、薄暗い前室の中で、一旦、心を静め、あらためて聖堂内へ導くといった設計の意図を実感することができました。とくに、アプローチ空間での水面のデザイン的な工夫、入り口でのほのかな光、聖堂内での祭壇両脇から差し込む光の効果や、西側の壁面下部に設けられた横長窓を通して、水面に反射した光を取り込む工夫など、光の取り入れ方を詳細に見て回り、各自が体感し、スケッチや写真に記録しました。建築設計総合演習の課題「闇と光と空間」に大いに役立つ経験をすることができました。
なお、本見学は演習の一貫として特別に許可をいただいております。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
建築設計実務II で題材とする阪神鳴尾駅を見学しました。初めにコンコース階の駅員室外装、床タイル、階段、便所などを見学し、階段より3月に完成した下りホームに上がりました。ホームではプランクシートや待合室、エレベーターシャフト、手摺、照明、配線などの設備、サインなどのデザインやディテールについて調査しました。その後改札を出て外観の柱廻りや樋、雨覆いなどを見学しました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
トルコからの留学生3名が、4月17日(金)に学院長、学長を表敬訪問しました。3名は全員、トルコ・バフチェシヒル大学建築デザイン学部出身です。ゴンジャ・ハンデ・シャヒンさんは昨年9月に来日し、大学院入試そして約半年間の研究生の期間を経て、この4月から生活環境学研究科建築学専攻修士1年生として在籍しています。ベイザ・ヌル・ボズクルツさんとウズゲ・ケレシュさんは、今年3月に来日し、4月より研究生として在籍しています。二人は、今年9月に生活環境学研究科建築学専攻に入学することを目指して、現在、勉学に励んでいます。表敬訪問では、自然や文化、生活、言葉など、日本における留学生活に関わる話題が話されるとともに、学院長、学長両先生から、本学学生としての期待と激励の言葉をいただきました。
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本学建築学科の卒業生に、東海大学の卒業生やトルコ・イスタンブールのバフチェシヒル大学からの留学生も加わり、新たな生活環境学研究科建築学専攻の修士1年生の入学式が、4月4日(土)に執り行われました。中央キャンパスマルチ・メディア・ホールでの全学入学式の後、上甲子園キャンパスに戻り、甲子園会館西ホールで学科の入学式を実施しました。 満開の桜を背景に、全員で記念撮影をし、新修士1年生が一人ずつ、これからの大学院での活動についての抱負を発表し、これから2年間のみんなの活躍が大いに期待されます。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
建築学専攻博士後期課程1名、修士課程4期生21名が、3月21日に修了式を迎えました。午後2時より中央キャンパス日下記念マルチメディア館メディアホールにて学位記授与式が挙行され、学長より学生代表に学位記が授与されました。続いて、生活環境学研究科での学位記授与式では修了生一人一人に学位記が手渡されました。その後、上甲子園キャンパス甲子園会館西ホールに移動し、建築学専攻主催の修了式が行われました。岡崎専攻長より、建築系学士修士課程JABEE認定プログラム(UNESCO-UIA建築教育憲章対応)の修了証が一人一人に手渡されました。その後、各教員・職員からの祝辞、そして修了生一人一人による感謝の言葉が述べられました。新たな門出に相応しい素晴らしい一日となりました。
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