学院のニュースや行事予定をお伝えします。
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6月28日に、建築設計総合演習Iの課題3の参考事例として、インテックス大阪のインテックスプラザを見学しました。
最初に、屋上に移動し膜を間近に見学しました。インテックスプラザは42m x 72mの大空間ですが、30年経過している膜の劣化はほとんどないことトラスのスパンに対して交互に配置しているおさえケーブルや雨水処理のディテール、膜剤の継ぎ目などを実際に確認しました。また膜、笠木、サッシ、ガラスの表面温度や放射温度などを測定し、膜は熱容量が小さいので、外気温とほぼ等しい温度になっていることを確認しました。 その後、プラザ内部に移動して、平面も背面も3mに統一してあるモジュール、スペースフレームの柱脚のディテール、構造とは直接関係ない2次部材の取り付き方について確認しました。 膜構造とスペースフレームによるディテールや熱に対する特徴について理解を深めることができました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
臨床心理学専攻では、学内実習先である発達臨床心理学研究所の相談室に季節の飾り付けをしています。
7月3日(木)に7月の七夕の飾り付けをしました。
笹に飾り付けをしたり、折り紙で相談室をかわいらしく飾りつけました。また、相談室に来た子どもたちが願いごとを書けるように準備もしました。どんな願いごとが笹にかかっていくか楽しみです。
建築設計総合演習 I の第3課題は「膜屋による半屋外遊戯場があるこども館」です。敷地は上甲子園キャンパスの北西角です。第2課題に引き続き、スペースフレームの使用に加え、新たな材料として膜を使用します。原寸大モックアップの組立て体験を行い、その組立て体験をもとに、膜とスペースフレームによる屋根によって、各自で材料や構造や構法を考えながらこども館の設計を行います。なお演習は、課題1,2と同様に建築設計技術演習 I(構造/環境設備/施工)と連携して進められます。
6月20日は、最初に課題説明があり、今回のテーマである「こどもの遊びと空間」について小論文が課せられました。その後、学内の敷地へ移動し、周辺の木々の高さや樹種を調査し、敷地の高低差や道路側の住宅などの建ち並ぶ景観を確認しました。
6月23日は、太陽工業の野口氏による3年次に学んだ膜に関する概要の復習に加えて、膜構造の施工方法、聖地メディナのアンブレラの事例やブラジルワールドカップのスタジアムなど最新の膜による空間の事例をスライドでわかりやすく説明していただきました。
その後、実物大の空間構築体験として、スペースフレームのドームの外側に膜を張る「外張り」で空間を構築しました。ドームの外側に張力をいれるために、ドームのボールジョイントの外側にボルトをねじ込んで固定しました。それから膜の中心とドームの頂部をボルトで固定し、それから膜に均等に力がかかるように全体に広げていきました。最後に、ドームの円周部分の膜の余長さを巻き込んで張力をかけて「外張り」による膜屋根が完成しました。外張りの空間で照明を用いることにより膜の透過性について確認しました。
6月26日は、最初に、外張りの膜を、トラスの棒材などを使って膜屋根を非対称に変形してアレンジを行いました。思うような形をつくるのが難しく、身を以て膜の特徴を体験することができました。
その後、スペースフレームのドームの内側に膜を張る「内張り」で空間を構築しました。膜に穴を開けた箇所にフックをとりつけ、ドームの頂点の金物にひっかけることによって、膜に張力をかけていきました。ドームの円周部分の膜の余長さを巻き込んで張力をかけて「内張り」による膜屋根が完成しました。
6月29日は、原寸大モックアップの体験を活かし、各自の案の検討を開始しました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
平成26年度修士課程2年生による研究発表会を開催します。修士論文の完成に向けて、研究に励んでいる日頃の成果の発表です。ご期待ください。
日時:7月16日(水)16時15分〜18時40分
会場:C-706教室
6月21日(土)に、建築設計総合演習 I の課題3に関連して、スペースフレームと膜による屋根の架構の参考事例であるヤンマースタジアム長居を見学しました。膜屋根部分を手がけた太陽工業株式会社の野口氏から屋根の構造に関して重点的に説明を受けました。メイン、バックの両スタンドとも屋根はキールアーチとスペースフレームを用いた架構です。その後、眼下に客席やトラックが見える、地上40mを超える高さのスペースフレーム内部の屋根裏のキャットウォークにも上らせていただき、スペースフレームと膜の取付部のディテールを間近に確認しました。参考事例を見ながら専門家に質問することで、膜とスペースフレームの特徴について理解を深めることができました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
6月18日、平成26年度国文学会総会および研究発表会が開催されました。
今年度事業案報告などに続いて、17時からの研究発表会では大学院生六名が発表を行いました。
学部生にも分かりやすい丁寧な発表で、参加者はみな興味深げに聴いていました。
5月31日(土)に、建築設計総合演習Iの課題2の参考事例として、宝塚や淡路島で太陽工業が施工したスペースフレームの建造物を見学し、トラスやスペースフレーム、ガラスサッシュの扱い方、部材の構成やサイズなどについて、野田氏から直接、説明を聞くことを通して、具体的に学んできました。また建築設計技術演習Iとの関連で、池澤先生にも同行していただき、室内温度や内壁面の表面温度などの測定などの環境計測を行い、体感温度などの調査を実施しました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
6月7日(土)9:00〜16:00まで研究所棟にて、臨床教育学研究科博士後期課程の全体特研が行われました。今年、博士論文を提出する予定の11名が20分の発表と10分のディスカッションをしました。臨床教育学研究科は、社会人を主とした大学院です。そのため、震災遺児・孤児の研究、情緒障害児の治療施設での子どもたちに関する研究、特別養護老人ホームでの実習モデルに関する研究、高等学校での自律訓練法など、現場経験とつながっている研究が多いことが特徴です。
来る6月18日に大学院生発表会を開催します。
平成26年度国文学会総会に引き続き行われる国文学会の行事です。研究発表会は17時から。日本語日本文学専攻修士課程1年生、2年生のうちの6名が、それぞれの卒業論文や研究について発表します。
*国文学会とは…大学院・大学・短大の日文学科学生および教職員、卒業生による、学びあいのための組織です。
5月24日(土)に本年度2回目の臨床教育研究懇談会が開催されました。今回は、「こころとからだでお話ししよう-体を動かして-」と題し、本学大学院臨床教育学研究科修了生でもある、京都文教大学教授の佐藤安子先生にお越しいただきました。今回はボディワークを中心に心と体の関係について、実際に体を動かす体験をしながら教えていただきました。佐藤先生は長年の豊富な臨床経験をお持ちであるため初対面の参加者同士でも気軽に話せる雰囲気を作ってくださり、和気あいあいとした楽しい会となりました。参加者が二人組となって「子どもが親に何かをねだって親がそれを何とか断る」ワークでは、一人が親役、一人が子ども役となり、話している時の自分自身の身体の状態をみる体験でしたが、どのペアも盛り上がり、あちこちで笑い声があがりました。小さな子どもが飴をねだる、高校生が海外旅行をねだる、大学生が1人暮らしをねだるなど、ペアごとに様々な状況が作り出され、それぞれがペアと話しながら、自分の身体のどこが緊張しているのかなどを実感しました。
参加者からは、「初めての参加で不安でしたが、来てよかったです」「体と心は密接に関わっていることに改めて気づくことができました(本学学部生)」「無意識に身体に力が入っていることを日々意識することの大切さを教わりました(主婦)」「一人では身体の力を抜く方法が分からなかったが、ペアの方から指示していただいて分かりました(スクールカウンセラー)」「ストレッチで体が楽になり気分がよくなりました(専門学校生)」「ロールプレイを実際にして、よく考える機会を与えて頂き、ありがとうございました(元小学校教諭)」など、多くの感想をいただきました。
2012年度より保育と子育て支援に携わる保育士を対象に「保育士のための元気アップ勉強会」を開催しており、今年度で3年目になります。この勉強会は、参加者が講義を通して新たな学びや情報を得る機会とすることで、現場の保育士に元気になっていただくことを目的としています。毎回多くの保育士の方から申し込みがあり、80名定員を大幅に超えています。今回も第1回は152名、第2回は170名という申込みとなったため、第2回は会場をメディアホールに変更して実施することになりました。
第1回〈5月20日(火)18:30〜〉倉石教授による「愛着に難しさを持つ親と子ども」の講義では、現代社会における子どもの育ちに「愛着(attachment)」の課題があること、子どもの成長・発達に愛着形成が重要であること、親と保育士がどのように子どもとの愛着を形成してくのか、脳の働きと愛着障害の関係など具体的な事例を挙げながら話していただきました。平日の夜の開催でしたが、仕事の後にもかかわらず現場の保育士の方々が熱心に学んでおられました。感想アンケートによると「愛着について興味があった」ので参加した方も多く、「問題行動のある子どもとの関わり方を学べた」「保護者のタイプに合った対応が必要だとわかった」などの感想がありました。
第2回〈5月31日(土)10:30〜〉石川教授による「発達障害の世界を知る」の講義では、DCDという発達障害のことを詳しく説明していただき、乳児期の発達から子どもを理解すること、子どもの特徴に合わせた援助が必要であること、小学校で困らない学習をさせておくことなど援助の方法を具体的に話していただきました。参加者のアンケートでは「自閉症スペクトラムの子どもへの関わり方が参考になった」「乳児期の子どもの理解と援助が重要だと思った」「障害児への関わり方を見直す機会になった」などの感想がありました。
秋の勉強会は9月27日(土)、10月4日(土)を予定しています。
5月19日に、建築設計実務IIに関連したフィールドワークとして、現在計画されている武庫川女子大学武道場(仮称)の敷地周辺を調査しました。今回は(1)小曾根線東側、(2)小曾根線西側、(3)南側道路北側、(4)南側道路南側の4グループに分かれて写真撮影を行い、周辺建物の規模や用途、敷地と道路との関係、周辺の街並み、テニスコートのフェンスなどを調査しました。調査内容についてはまとめて後日の授業で発表する予定です。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
5月15日に、建築設計総合演習 I の課題1「闇と光と空間」の講評会を行いました。関連する建築設計技術演習 Iと合同の講評会です。本課題では、建築に不可欠な「闇と光」を主題とし、甲子園会館東側の林の中に、複数の自然素材を組み合わせた小規模建築空間を設計しました。約1カ月間に渡って取り組んできた成果を、1人1人が図面と模型で発表していきました。大学院の講評会らしく意匠と技術の両面からの議論が行われ、実りの多い会となりました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
5月24日に、昨年度の建築設計実務I及び建築施工管理インターンシップで題材とした武庫川女子大学 学校教育センターの現場を見学しました。初めに現場事務所にて工事概要、仮設計画について大林組現場担当者の方より説明を受けました。その後現場へ移動し、主に北工区のコンクリート打設前の状況を中心に、鉄骨建方やデッキプレートなどについて説明を受けながら見学を行いました。
詳しい様子は、建築い学専攻ホームページをご覧ください。
5月22日に建築設計実務Uの関連FWとして、屋外に設置した紙管ゲルのライトアップを行いました。どのようにライトアップを行うのか事前に計画を立て、その計画に基づきながら各自が担当するライトを設置していきました。夕焼けの赤から徐々に群青色に変わり、最後には黒になっていく空色の変化、そしてそれに対応する木々の表情の変化を背景として、膜屋根を透過する紙管ゲルの光が非常にきれいに浮かび上がりました。半年間に及ぶ紙管ゲル制作の総仕上げとなる時間を持つことができました。
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