学院のニュースや行事予定をお伝えします。
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平成24年11月21日(水)、臨心研と心理・社会福祉学科のコラボ第6弾では、クリスマスツリーなどを飾りました。学部生4名と院生3名が杉村省吾所長と学科の教員や助手とともに、クリスマスツリーをはじめ、ジェルやスプレー装飾、リース、ポインセチアなどをクライエントゾーン中心に、中庭には初めてイルミネーションとミニツリーを、それぞれ飾りました。
来館する子どもたちが季節感をどのように感じるか。あるいはプレイセラピーを担当する院生が飾り付けを見て、子どもたちにどのように声かけするか。飾り付けをした院生は、それぞれの想いを飾りに託し、楽しみながら飾り付けをしました。杉村所長は、「子どもたちが飾りを見て活気だったり、夢を持ったりすることにつながれば、プレイセラピーの質もさらに熟成度を増すであろう」と、作業を見守っていました。
本課題では、日本人になじみの深い杉や竹などの自然の材料を使い、全員の共同作業により原寸大の茶室の内部空間を手作りで制作します。2月に講評会を予定しており、それに向けて制作に取り組んでいきます。今週は第1週目にあたります。
まずは担当教員より課題説明がありました。この演習の到達目標を確認するとともに、何故茶室を制作するのか、その意義について教員と学生で議論を行いました。その後早速、各自で茶室の案を設計する作業に取り組みました。
15日には、非常勤講師の安井巧先生より、茶室に関する講義を受けました。安井先生が相談役を務める株式会社安井杢工務店は、創業から300年以上の歴史を持ち、桂離宮や待庵、如庵などをはじめとする数多くの国宝や重要文化財の保存修復、そして京都迎賓館などの現代建築を手掛けておられる、日本を代表する工務店です。演習では茶事の構成、露地の構成、そして茶室の外観、屋根、平面構成、出入口、窓、床、天井、点前座廻り、水屋、立礼などの基礎的知識を、多くのスライドや図面、実際の道具などを用いて教えていただきました。
日本を代表する先生に教えていただけるまたと無い機会で、学生たちは非常に熱心に先生の言葉に耳を傾けていました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページでご覧下さい。
H24年11月10日(土)・11日(日)に本専攻の佐方哲彦教授が大会準備委員会の委員長として、本学中央キャンパスにて、第20回 日本青年心理学会を開催しました。
<大会記念講演>
青年心理学会の発展の原動力と展望
-学会創設時の先輩・先人におもいをはせる-
講師:秋葉英則(大阪健康福祉短期大学)
<準備委員会企画研究セミナー>
ワンランク上の青年期(発達)研究のしかた
-縦断研究における調査デザインとデータの収集・分析方法-
講師:都筑学(中央大学文学部)
高橋雄介(京都大学)
<研究委員会企画シンポジウム>
「青年」の定義再考
-現代における青年問題を手がかりにして-
話題提供:白井利明(大阪教育大学)
上長然(近畿大学豊岡短期大学)
杉村和美(広島大学)
指定討論:高木秀明(横浜国立大学)
11月17日(土)に建築設計総合演習II 課題2「茶室の制作」の関連FWとして、竹中大工道具館巡回展「数寄屋大工-美を創造する匠-」を見学しました。株式会社安井杢工務店の安井巧先生に解説をいただきました。
大徳寺玉林院の蓑庵をモデルとした原寸大の茶室構造模型を目の前にして、床、にじり口、連子窓、下地窓、中柱、釣棚、天井などの各部位の作り方のポイントを詳しく教えていただきました。また丸太、竹、天井材、土壁、建具、金具、畳などの展示を見学し、実物を目の前にして、それらの作り方や使い方などを丁寧に教えていただきました。
教科書には載っていない茶室建築の生きた見方に触れることができた大変貴重な機会となりました。詳しい様子は、建築学専攻ホームページでご覧下さい。
11月17日(土)午後1時より、「風化を防ぐ:大震災で被災した子どもたちへの持続的支援のあり方を巡って―遺児への支援を中心に―」と題して、臨床教育シンポジウムが行われました。激しい雨が降る中、熱心な参加者の方たちにお越しいただきました。
シンポジウムは、臨床教育学研究科の倉石哲也教授のコーディネートのもと、最初に大船渡市の児童家庭支援センター「大洋」の臨床心理士である佐藤舞子氏により、震災から1年半が経過した岩手県気仙沼市の現状と課題について写真を交えながらお話いただきました。ここでは、被害状況の地域差や、同じような被災をされた方でも家庭によってとらえ方が異なることなど、さまざまな温度差についてもご紹介くださいました。次に、遺児の支援活動を行っているあしなが育英会レインボーハウスの八木俊介氏から阪神大震災と東日本大震災の支援活動について、そして、阪神大震災の遺児の方からは、レインボーハウスの支援を受けた側としての貴重な経験談を語っていただきました。八木氏はレインボーハウスの役割を紹介する中で、同じ境遇の遺児の仲間との出会いや遺児に寄り添うボランティアなど「人」の重要性を述べられました。また、遺児の方も自分がありのままにいられる人との出会いが一番の支援であったと振り返られていました。
最後に倉石教授が今日の議論をふまえて、持続的支援の中では、子どもに直接なされる支援とともに、子どもを取り巻く大人や地域への支援等の子どもへの間接的支援も重要となること、そして、長期的支援にはメッセージのある心と心が触れ合う支援が大切であると締めくくり、閉会しました。
シンポジウム終了後は、臨床教育学研究科(修士課程・博士後期課程)の入試説明会と個別相談が行われました。個別相談では教員4名が相談に応じましたが、順番にご相談をお受けするほど多くの方にお越しいただきました。
11月9日(金)に建築設計総合演習IIと建築設計技術演習IIの合同講評会を実施しました。
はじめに、紙管のモックアップの共同制作のプロセスや紙管を用いた実験などについてスライドを用いて発表。続いて施工実習室で紙管のモックアップを見学。その後、各自の作品を発表しました。ジョイント部分の原寸大模型などを使いながら、各自が選定した用途や敷地に対して、紙管をどのように工夫して用いたかを説明しました。
意匠・計画、設備・環境、構造、施工の専門教員から様々なコメントをいただき、与えられた材料の特性をよく理解し、アイデアを絞って多様な用途や環境に対応させることのおもしろさと難しさ、目標とする強度や環境性能を認識し、それを満たす仕様を科学的に計画することの重要さを再認識しました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページでご覧下さい。
神戸新聞(11月5日付朝刊) オピニオン面 「子どもの心に寄り添おう」 「見る思う」のコーナーで臨床教育学研究科/教育研究所の上田孝俊准教授が紹介されました。
こちらからご覧ください。
修士課程の学生は、2月に修士論文を提出し、修士論文発表会を行いますが、その仕上げを前に、指導教員以外の教員からも指導が受けられるように、「中間発表会」を毎年行っています。
平成24年度の発表会は、10月20日(土)の午後に行われました。学生それぞれが、パワーポイントで、研究成果を発表したあと、教員たちから質問やコメントが出されました。これらを参考に、学生たちは、修士論文の最終仕上げに入っていきます。
武庫川女子大学公式ホームページの大学院紹介ページを11月13日、リニューアルしました。5研究科11専攻の担当教員が、研究成果や話題やイベントなどのニュースをダイレクトにお届けします。大学院の最新情報は、このページでチェックしてください。
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